ひとくち健康講座

魚の目と靴の話

2006年11月

 足のゆびや足裏の魚の目は、外反母趾や扁平足、横巾の広い開張足によくみられます。軟こうを数日貼って、やわらかくなった部分を削り取り、魚の目の芯を取り除きます。再び魚の目を作らないためには、履物の選び方が大切です。
 靴のサイズは、ゆび先を、靴の先までしっかりつめて、踵と靴の間に、人さし指が入る程度の余裕が必要です。
 靴の横巾はEEやEEEと表示されていますが、片足で立ち、ゆびの付け根に力を入れた時に、足の横、足裏がきつくないことを目安にします。
 このように、ゆびの付け根の巾は、体重がかかると、広がるので、靴は足首の付け根近くまで覆い、ひもで絞めるタイプが良いでしょう。深い紐の靴は脱ぎ履きが面倒ですが、最近では、脇にジッパーつきのものもあります。さらに扁平足では、靴の内底のつち踏まず部分が、わずかに盛り上がっているものが良いでしょう。

やまもと整形外科医院  山本 博司