ひとくち健康講座

受験生とマインドフルネスの話

2020年1月

 みなさんは「マインドフルネス」という言葉を聞いたことがありますか。「物事に集中する」とか「雑念を振り払う」といった意味が含まれています。具体的には「食事を摂る時に食べ物の味をしっかり味わって食べる」とか「口の中で歯の動きを意識しながらよく噛む」など、普段あまり意識をせずに行っていることをあえて考えながらすることにより、心配事や気になっている事などの雑念を振り払うことができるので、脳をリセットする効果があります。
 1月はインフルエンザが流行する時期ですが、こんな時期によりによって「受験」もありますから、受験生もその保護者の方も気が気でないと思います。そんな時こそ「歩くときは右足から前に出し、左足は踵からつま先に重心を移動させ」と意識して歩いてみてください。意識しながら歩く時間は1日5分でもいいです。これによって心も身体もリラックスできて、普段の実力を発揮できると思います。インフルエンザに負けるな受験生!

近藤医院  近藤 一秀