ひとくち健康講座

生活にめりはりを

2005年4月

 「あきらめは心の養生」ということわざがあります。意味は、たとえ失敗や不運があったとしても、くよくよせずにすっぱりあきらめることが、精神衛生上良いということです。精神科でも、うつ病の患者さんには、執着性格の人が多いといわれています。<br> このことから、休めるときには、頭も体も休めることに専念することをお勧めします。これによって、リラックスと良眠、食欲、意欲が得られます。そして、仕事や勉強にも良い影響がもたらされ、心にゆとりも生まれます。<br> 「待てば海路の日和あり」ということわざもあります。焦らず、休息をとることも大切です。仕事と休息のめりはりが大切だと思います。<br> もし、めりはりが上手につけられず、いつも不安、緊張状態にある、眠れない、食欲がわかない、疲れがとれないなどでお困りの方は、気軽にご相談ください。

秋野病院  佐々木 哲也