ひとくち健康講座

超音波検診のすすめ

2006年1月

 子宮がん検診は世界的に行われており、死亡率の減少や治療費用の減少など、その効果が評価されています。<br> しかし、日本では、食生活の欧米化とともに、卵巣がんや子宮体がん、乳がんが増加してきており、問題視されています。<br> そこで、青森県や静岡県では、子宮がん検診のときに、超音波による卵巣がん検診が行われ、初期の卵巣がんが診断されています。その結果、以前より良好な治療成績が報告されています。<br> ところで、子宮体がん検診は、従来、細胞診のみで行われていましたが、こちらにも、超音波が有効であるとの成績が出てきています。<br> 婦人科超音波検診は、痛みもなく、短時間で終了します。市内天童病院での検診のとき、あるいは、通常の診断時間内であればいつでもできますので、ぜひご利用ください。

天童市民病院  高橋 秀幸