ひとくち健康講座

風邪は万病の元

2006年2月

 風邪の症状はいくつかのタイプがあります。鼻に来るタイプ(くしゃみ・はな水・鼻詰まり)、のどにくるタイプ(痛み・イガイガ感)、咳が出るタイプ、三つが同時に出るタイプなどです。<br> 風邪をひいたときの対処ですが、はな水はなるべくすすらずかんで出すようにします。咳に対しては、昼間は水分をとり痰の切れを良くして咳を出した方が良く、熱があるときは、発汗による脱水に注意して体を冷やし、水分できればスポーツドリンクなどを飲んでください。消化の良いものや野菜、果物などのビタミン豊富な食事をとり、睡眠を十分とってストレスを減らすことも大切です。昔から病は気からと言いますが、悩みや心配事があると治りが遅いことがあります。また、心臓や肺などに持病のある方は、風邪で悪化しやすいので、早めにかかりつけの先生を受診してください。普段から、うがい手洗いを励行して風邪を予防しましょう。

藤山医院  藤山 忠雅