ひとくち健康講座

帯状疱疹の話

2025年11月

 帯状疱疹は体の左右どちらか一方にぴりぴり刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水疱が現れる病気です。子どもの時に感染した水ぼうそうのウイルスが治った後も体内に潜んでいて、加齢やストレス、過労などによる免疫力の低下をきっかけに再び活動を始めることで、皮膚と神経に炎症が起き、発症と痛みが現れます。
 急性期に痛みが強かった人や高齢者は痛みが長引くことがあるので、抗ウイルス薬による治療が大切です。早期に治療を開始することが大切で、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれており、基礎疾患があると帯状疱疹の発症リスクが高くなるという報告もあります。
 帯状疱疹がそのまま治ることもありますが、水ぼうそうになったことがない乳幼児は水ぼうそうを発症することがあります。50歳以上の方は予防接種が受けられます。国の推奨する定期接種として、公費助成を受けられる対象年齢がありますので、詳しくは医療機関などにご相談ください。

小幡皮膚科医院  小幡 仁子